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04/09(土)|灼熱プールサイド:第5日目「次へつなぐ」
男子100m自由形と女子100m自由形で日本記録が更新され、リレー派遣基準を上回ったため男子400mリレーと女子400mリレーのリオ五輪出場が決まった。
男子200mバタフライでは瀬戸大也選手と坂井聖人選手がレベルの高い記録で派遣標準を突破した。
どのレースも特筆に値するモノだった。

しかし、だ。ラストレースはやはり「特別なものだった」。
決勝:男子200m平泳ぎ。
5大会連続の五輪入りを目指し、今大会に臨んだ北島康介選手。100m平泳ぎではまさかの派遣標準突破ならず2位。
背水の陣で望んだこのレース。
男子平泳ぎの第1人者、小関也朱篤選手も男子100m平泳ぎで代表入りを逃している(男子100mバタフライの結果次第で、メドレーリレーメンバーとして選ばれる可能性は残している)
予選・準決勝と好調な泳ぎを見せ、虎視眈々と代表入りを狙う若手、渡辺一平選手。
誰にとっても楽なレースでは無い。
観客の目線ははやり北島康介選手の注がれる。
レースは大方の予想通り小関也朱篤選手の先行で進んだ。
北島康介選手も意地の泳ぎで食らいついていく。冷静にしかし情熱的に。派遣標準を確実に突破出来るペース配分で。
しかし、ラスト50m、若き日の伸びが見られない。
渡辺一平選手等3選手に抜かれ5位に終わった。

北島康介選手はこのレースに挑むに辺り、どう思っただろう。
不安だっただろうか?
思いの外、楽観的だっただろうか?
自分を信じ切れただろうか?
泳いでいる最中に何を考えただろうか?
あせっただろうか?
自分のレースをやりきっただろうか?
ある一人の選手が、このレース挑むに辺りどんな事を考えたのか....
傍観者が考えてしまう。
そして、そんな事をさせるのはやっぱり北島康介選手しかいなかった。
やはり彼は特別だった。

しかし思う、このレースはこういう結末で無ければならなかったのだ。
ちゃんと、後継者が育ったということなのだ。
現に、渡辺一平選手という若い選手が代表入りを果たした、女子選手でも池江璃花子選手や酒井夏海選手を筆頭に
新しい選手の活躍が大会を賑わしている。
一つの時代が終わったレースだった。
ここでスイッチは入れ替わった「次」の者達がどんな歴史を築くのか?これからのテーマになるだろう。

男子100m自由形は、中村克選手が日本新をこれまでの記録を0.16縮める48.25の日本新を樹立。塩浦慎理選手が2位に入った。この二人に引っ張られる形で、小長谷研二選手、古賀淳也選手が3位・4位に入りリレー派遣標準を突破して代表入りを果たした。

女子100m自由形も、内田美希選手が池江璃花子選手の持つ日本新を0.11更新。2位に池江璃花子選手が入り、松本弥生選手、山口美咲選手が後に続いた。松本弥生選手までがリレー派遣標準記録(個人)を突破、4名の合計タイムがリレー派遣標準を突破し4選手が代表入りを果たした。

リレー派遣標準突破というのは結構、難しい。
切れるだろうと思っていたのに切れないということが普通に起こる。
これまで、チャンスがあってもそのチャンスを活かせないことが多数あった。

今大会、男子400mメドレーリレー以外(男子100mバタフライの結果により決まる。)、全てのリレー種目で突破することが出来ている。近年、リレー種目でのメダル獲得の可能性が高くなり、選手達の意識が高くなっている事が大きいだろう。
リレーの活躍は、観客へのアピールが高い。
リオ五輪で日本チームがリレー種目で好成績を残せば必ず盛り上がる。その盛り上がりは東京五輪へのモチベーションにつながる。「次につなげる」ために、男子400mリレーの出場は東京五輪に向けて重要な意味を持つかもしれない。
また、リレー代表が選ばれることで代表メンバーが大人数になってくる。
日本代表の数は2015年カザン世界水泳で25名。2012年ロンドン五輪日本代表が27名。
リオ五輪の代表(5日目終了時点で)31名である。当然まだ増える。
東京五輪の選考基準は明らかにされていないが、自国開催である事を考えるとこれ以上の大人数になる可能性がある。
大人数をさばくノウハウが必要で有りその経験のためにもリオ五輪が重要な役割を果たすかもしれない。

男子200mバタフライは2015年カザン世界水泳で活躍した二人(瀬戸大也選手、坂井聖人選手)がレベルの高い記録で入った。
そして、このレベルの高いレースで3位に高校生、幌村尚選手が自己ベストで入っている。

準決勝は実力者達が順調に勝ち上がった。
特に、萩野公介選手の男子200m個人メドレー1分55秒台は明日の決勝、日本記録更新の可能性を感じさせるものだった。その萩野公介選手に続いて、瀬戸大也選手、藤森太将選手、藤森丈晴選手と続く。

女子200m平泳ぎは、渡部香生子選手が2015年カザン世界水泳で金メダルを獲得し、出場権を得ており、リオ五輪代表の席は一つしか空いていない。準決勝では金藤理絵選手が2分21秒台で1位通過。きっちり存在感をしめした。
女子400m個人メドレーで代表入りを決めた清水咲子選手、女子200m個人メドレーで代表入りを決めた今井月選手(自分の専門種目での代表入りを決めたいところ)が続く。ロンドン五輪この種目銀メダリスト鈴木聡美選手が5位通過。
渡部香生子選手は、4位通過。しかし、代表入りを決めている選手としてこの種目で無様なタイムでは泳げないだろう。

男子200m背泳ぎは砂間敬太選手が派遣標準(1:56.79)を上回る1:56.43で1位通過。代表入りに存在感を示した。
2位通過は第1人者入江陵介選手。3位通過に松原颯選手。派遣標準を上回るベストを持つ、白井裕樹選手、金子雅紀選手が続いており予断を許さない。
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