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04/14(月)|「特別な六日間」前夜

第84回日本水泳選手権兼北京五輪代表選考会スペシャル

4/14。五輪イヤーは始まっている。当たり前だけど。

暦上の意味だけでなく”記録の上”でも、である。
これまでも、五輪イヤーは急激に記録のレベルが上がるモノだった。
しかし、五輪が始まる前にこれだけの記録が出ることは無かった。
なんといっても世界記録19個である。まだ、4月中旬なのに...

そう、もう4月の中旬。この前「あけましておめでとうございます。」と言っていたというのに。
時の流れは変わっていないのに、人は年を取ると時の流れを短く感じてしまうらしい。
ある人が言っていた。
「同じ一年でも10才の子供にとっては、人生の1/10の時間だけど20才になれば1/20、30才になれば1/30...になる。だから年を取ると1年が短く感じられるのだ」と。
時間は、人によってその長さを変えるのである。

時間には2種類有るのだ。
一つは時計が刻む物理的な時間。もう一つが人によってその長さが違う心理的時間。

当たり前であるが、競泳は物理的時間を基準に行われる。しかし”記録更新”の側面から考えてみると心理的時間も重要な役割を果たしている。
競泳における心理的時間とは何か?誰かが”○○秒○○”で泳いだという事実である。

これまでの競泳の歴史を振り返ると記録更新には波があることがわかる。
記録更新の波頭の歴史をたどると、そこには「社会主義国の台頭」があり、「ドーピングのまん延」があり、「スター選手の誕生」があり、「米・豪のプロ化」が、といった物理的な要因を見いだすことができる。

しかし、波の後には必ず谷間がある。「社会主義国の終焉」があり「ドーピング違反による失格」があり、「スター選手の引退」が。
そしてその谷間を埋める何事かがあって次の波頭が起こっている。

「その谷間を埋める何事か」それが、心理的時間である。

どんな理由があるにせよ「誰かが”○○秒○○”で泳いだのだ。だから、私も可能なのだ。」そう思うからこそ記録は伸びるのだ。その思いが谷間を埋めている。

今年、間違いなく波頭がきている。それは「水着の開発」という波頭である。
しかし、どれだけこの水着が高性能か?確かに高性能なんだろう。しかし、その人の持つ能力を超えるモノを提供するモノではないだろう。
要は、(物理的な)性能より心理的側面が大きいのではないか?と考えられるのではないだろうか。
この水着で好記録が出た。そう思うだけで一つ心理的優位に立てるのだ。

それは、Speedo社の製品だけではない。日本選手だって日本短水路選手権でアシックス社の水着で2つの短水路世界新を樹立しているのだ。
十分素晴らしい実績ではないか。

明日から始まる、日本選手権兼北京五輪選考会に向けて選手達コーチ達は万全の準備を進めてきたことだろう。
トレーニングによるテクニックの向上、体力の向上他物理的側面は固めた。
そして、世界中で好記録が生まれる今、その空気の中、心理的時間を選手の皆さんは味方に付けたのだ。
戦後、始めて日本選手も波頭に乗るのだ。それも、「米・豪のプロ化」という波頭の上に乗った「水着の開発」というダブルの大きな波の上に。

さあ、舞台は整った。

我々観客にとっても選手達にとっても明日から「特別な六日間」が始まるのだ。

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2008/04/14(月) 23:27:30 | 競泳・水泳最新情報 SWIMMING VIEW
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